ゆとり社会人の備忘録

仕事クビになったのでブログはじめました

コミュ障治すためにヒッチハイクしてみた結果www⑯

スタートの時点では小雨でした。

これが徐々に強くなるのかな?

昼から雨とか言っていたけど、昼までに到着できるのかなあ。

 

事前にガイドブックを読んでいたため、ある程度の情報は頭に入っていました。

 

しかしながら、見るのとやるのじゃ大違い。

 

まずは延々とトロッコの線路が続き、2時間ぐらいは足場の悪い道のりを進むことになります。

この線路というのがなかなか厄介で、等間隔でもなければ、横板があるわけでもありません。

同じ歩幅で歩くことができないので、歩くペースがまちまちになります。

よってなかなかペースをつかめません。

 

そしてトロッコの道のりの長いこと長いこと。

ようやく終わったかな?と思ったらまたトロッコが現れた時の絶望感はなかなか他で味わうことは出来ません。

 

何を考えながら歩けばいいのやら。トロッコの枚数でも数えながら歩こうかとも思っていたのですが、実際、特に何も考えないものでした。

 

早く次の休憩所につかないかなあ。

 

昼飯のおかずはなんだろうなあ。

 

ウィルソン株はまだかなあ。

 

縄文杉を見たら達成感で脳汁どばどばなのかなあ。

 

トロッコはまだ終わらないのかなあ。

 

右足、左足、右足、左足、、、

 

ほんとにこの繰り返しです。

 

ようやく屋根のある休憩所までたどり着いた時には既にヘトヘト。

それでも休憩時間が長くなるとより乳酸のたまりを実感することになりそうなので休憩もそこそこに次を目指します。

 

そしてようやく大嫌いなトロッコ道を終えたと思ったら、つぎは山道が現れます。

 

山道は傾斜がある分だけトロッコよりもキツイ道のりでした。

 

木の根っこで足場が作られていたりしますが、基本的にはなにもない山道を自分でルートを作ってひたすらに登ります。

 

アスレチック感覚でスイスイいければいいですが、階段をダッシュで駆け上るようなことはなかなかできません。

 

普段運動をしない人なら確実に音を上げる程度には道が悪くて、険しくて、急で、疲れを体に蓄積させていきます。

 

何のためにヒッチハイクや野宿、寂しい思いに辛い思いをしてきたのかわからなくなります。

 

縄文杉はそれほどの価値があるのかどうか。

 

これまでに何度もこの自問自答をしてきたのかわかりませんが、いかんせん考える時間が多すぎます。

 

目的地にはなかなかたどり着きません。

 

ウィルソン株にようやくたどり着いて、例の写真を撮って、周辺の人に頼んで写真を取ってもらって。

 

なんか自分のキャラじゃないなあって思いつつ、しっかり満喫して進みます。

 

雨なのか、きりなのか、それとも汗なのか。

髪はびしょ濡れだし顔もベタベタ。

なかなかひどい状態ながらも立ち止まってしまうと体がすぐに冷えてしまうのでなるべく立ち止まらずに進みます。

 

途中で顔を拭いたタオルは絞れるぐらいになっていたので水分補給も怠らずに進みます。

 

カバンは意外にもポンチョが活躍して濡れてなかった。

 

「縄文杉まであと400m」

 

その看板を見て息を吹き返します。

やっと見れる。ここまで4時間かけて、浅い眠りで、足がじんじんと棒のようになりながらもようやく。

ヒッチハイクも含めれば、本当に長い時間かかって、ようやく見れる。

 

スキップするような速さで山道を駆け上ります。

 

400mといえば普通なら5分もあれば余裕でたどり着く距離ですが、雨でぬかるむ山道。

登山初挑戦の体力なしが進むのとはちょっとわけが違いました。

 

なかなか見えてこない。

 

もうすぐ見える。旅の終わりがもうすぐ。

果たして意味は見つかるのか。

 

道がひらけて、整備された道があって、屋根があって。

一瞬休憩所?と戸惑ったものの、目の前にそびえ立つ、やたらでかい杉を見つけて、ようやく実感しました。

 

まず感じたのは安堵感。

ようやく終わった、という心の底からホッとしたというのが正直なところです。

 

次に感じたのは達成感。

長い道のりを越えて、苦労したからこそやっと見れた景色。

こいつを見るために毎年沢山の人がここに来るんだなあ。

そんでこいつはこんな高いところから眺めてるんだなあ。

いろんな人に助けてもらってようやく見れた。

雨が強くなってきた。せっかくだからと写真を何枚もとった。

 

自撮りも人生で初めてやったけどうまく顔がはいらなくて才能がないと諦めた。

ツイッターやらなんやらでUPして感動をだれかに共有しようかと思ったけどなんか無粋な気がしてやめた。

とにかく今は目の前の景色を精一杯焼き付けて帰ろう。

 

だいたい30分ぐらい雨に打たれながら、旅の回想をして、これがおれの人生にどう影響を与えるのかなあなんてことを考えて、昼食を食べて、宿から用意してきたスケッチブックを携えて写真撮ってもらって。

 

これ以上ないくらい目と胸にこの光景を焼き付けて下山しました。

 

帰りは下りの道だし、いつまでも先が見えない道のりではなかったので軽快に進むことができました。

 

先に下山していた人たちをどんどん追い越してトロッコ道へと進みます。

 

途中シカや猿と遭遇して、触れそうなくらいの距離で写真とって楽しみながらトロッコも軽快に進みます。

 

雨が強くなってきて、川の水量が増えていました。

はじめはテンポ取りづらいぐらいの感覚だったトロッコ道も、水が溝から溢れてきて危うく靴から持って行かれそうなぐらいになっていて少し警戒しながら歩くことになりました。

 

 

 

途中足裏から「ブチッ!!」ていうイヤな音がして、ただでさえ疲労困憊な体なのに足が痛くなったりもしましたがなんとか出口までたどり着きました。

帰り道もちょうど5時間かかって、ガイドブックが正しかったことが証明されました。

 

午後4時。目標達成した20歳の夏。

もう二度と登りたくねえ。

 

とりあえず、疲れたから寝た。

 

 

まとめ

■日付

6/4(月) ヒッチハイク九日目

■進路状況

屋久島(鹿児島県)→縄文杉(鹿児島県)

■乗せてもらった人数

11人

■総移動距離

1900km

 

つづく